「自信はやることをやらないとつかない」が私のモットーだ。
元々の性格なのか、育ちなのか、私は物心ついたころから自己肯定感が低かった。
いつもまず「こわい」「できない」「やっても無駄」と思う。その割には目立ちたがり屋だったけど。
だから逃げる→自信をなくすの負のスパイラルだった。
あと精一杯頑張ったけど出来なかった、ということに向き合うのも怖くて逃げていた。私はまだ本気を出してない、本気を出せばできたはず、みたいな。
とにかく試験とかも嫌で嫌で、高校はぜっったいに落ちない学校に推薦で入った。それだけで選んだ学校。
そのほかのこともプレッシャーのかかるものは逃げた。
人前で話すのも嫌で逃げた。
とにかくプレッシャーがかかるとお腹が痛くなる。そして「最中にお腹が痛くなったらどうしよう」と逃げたくなった。
大学ももちろん推薦で入ろうとした。
しかし、そこで失敗してしまい、試験からは逃げたいけど、大学には行きたい…
大学を諦めて逃げるか、プレッシャーに立ち向かうか。
私は無事大学に入った。自分の実力通り、結構レベルの低い大学へ。大して勉強も進まなかった。自分の能力の低さと根性のなさに凹む結果だった。自分の背伸びしすぎた理想はガラガラと崩れた。
でも私には試験を逃すに受けた、ということが何よりも自信になった。
大学は人前で話す機会、プレゼンが多い学科だった。それから逃げたかったけど逃げたら単位が取れない。
担当教授が細かい人で、プレゼンも何度も何度も練習させた。何度も何度もやると考えずとも話せるようになり、緊張しなくなった。
すごく練習すれば緊張しないことがわかったから、人前に出る時はものすごく下準備をするようになった。そのうち段々と人前で話すのが楽しくなった。
その後はここで手を抜いたら後で後悔する、と就活も婚活も頑張った。仕事も頑張った時もある。
そうやって18歳から少しづつ自分のハードルを上げて頑張ってきた。
おかげで自分に自信が持てたし、自分にそこそこ満足していたと思う。
しかし、運が悪かったのか、頑張りすぎた結果なのか、うつ病になってその積み上げた自信はすべて崩壊した。
自信だけでなく、克服したはずの人前で話すことも、高所恐怖症も全部元に戻ってしまったことには愕然とした。
今は仕事を辞めたくて仕方がない。
でもここで頑張って、上司に立ち向かって認めさせて自信を回復すべきだ!と思うこともある。ここを乗り越えればさらに自信がつく、と。
それと同時に20年間、私は頑張ってきた。ちょっと休んだっていいじゃん、とも思う。
いままで努力してきたことは「ここで頑張らなきゃ後で絶対に後悔する!」と頑張れた。
げと今回はどうだろうか。「もっと早く辞めておけば」「そんなに頑張らなくても」と思う自分もいる。
迷う間はとりあえずstayなのかな。